ソードの2

 ハーバルタロット、大アルカナのみ掘り下げてみようかと考えていましたが、そこはこだわらないことにして、気になったカードやハーブについて取り上げてみようかと・・・

 ということで、久々ハーバルタロット、今回は「ソードの2」
 
d0163754_14303378.jpg

 描かれているハーブはパッションフラワーです。

 カードの意味としては、均衡を保つ、利害関係、板挟み、などなど。
 いずれにしろ、何かの問題に直面し、自分自身で冷静な判断をする必要に迫られている、といった意味合いが強いようです。

 夜明け前でしょうか、背景の青い空も青い海もとても静か。空と海はほぼカードの中央で分かれています。
 中央の女性は理性を表す青い服を身にまとい、外部からの情報や刺激を遮断する中で沈思黙考しているようです。
 両手に握る大きくて鋭い2本の剣。緊張感が漂います。
 そこには、「自らの力で拓け 勝負に勝て」といった強いメッセージがあるような気もします。かなたに見える三日月も、これから満ちてゆくことを示唆しているのではないでしょうか。

 さて、前面に大きく描かれているパッションフラワー。蔓は剣に絡みつき、花と実も描かれています。
 実物の花はわりと大きく、花の中央の雄しべがまるで十字架のように見え、キリストの受難を彷彿とされることから「パッションフラワー」と名付けられたという説があります。

 ハーブティーでは、主に茎や葉を使います。かなり「薬草」の味わいで独特のクセがあり決して飲みやすいお茶ではありませんが、抜群の鎮静作用、リラックス作用があることから、緊張や不安、情緒不安定、不眠など、主にメンタルに関わる問題に重宝されています。

 「ソードの2」のカードに「パッションフラワー」が描かれている理由。
 パッション(受難)とも呼べるような困難や苦難に直面した時こそ、あえて外の情報を遮断し、自分自身で冷静に考え抜き判断をする必要があり、その際、極度の緊張や不安にさいなまされるであろうことから、緊張をほぐすパッションフラワーが役立つ、ということなのかもしれません。

 カードの下の方に描かれた「実」を見てください。黄色く輝く大きなパッションフラワーの実、つまりパッションフルーツ。
 抱えた問題から逃げ出さず、自身の剣で切り開いたあかつきには、大きな実りが待っている。
 心身共に苦しんでやつれて傷だらけになるかもしれませんが、その姿さえも崇高で美しい。
 
 ハーバルタロットの「ソードの2」は、色々な意味で美しいカードの1つだと感じております。
[PR]
by black22-lily5 | 2014-03-23 15:08 | タロット | Comments(0)

FetishにHerbを。くろいゆりの香(ハーバルセラピスト、ニオイマニア)画像=画家フユウ様作品


by black22-lily5
プロフィールを見る
画像一覧