2015年 08月 08日
幻想を糧に、現実を征く。
立秋。風も陽射しも、きっちりと秋めいてくるのが不思議。気のせいかしら?
さて、本日の心の栄養補給は、東京駅から日本橋・京橋・銀座コース♪
1件目は「フィラデルフィア美術館 浮世絵名品展『春信一番 写楽二番』」。三井記念美術館、こちらは初めて。三井の古い建造物を生かしたビルにあります。クラシカルで落ち着いた素敵な内装、三井さん所蔵の貴重なお宝も拝見できます。
鈴木春信作品、画集などで見ると、どうも色も表情も地味だし、さすがに古いわよねぇ…と思っていたのですが、実物を見て素晴らしさが良く分かりました!すっきりとした姿・形、渋い色使いは江戸好み。抒情溢れる構成、流麗な着物と体のライン。他にも、浮世絵の名品がたくさん。浮世絵、錦絵はとても好きなので、大満足☆
ミュージアムショップには浮世絵関連のグッズが揃っていて嬉しい!大好きな歌川国芳作品を購入・・・といっても「ふんわりてぬぐい」。金魚づくしのファイルも。本当に可愛い。好きな作品を日常生活に取り入れられるのって、嬉しいなぁ。
続きまして、京橋のギャラリー オル・テールさん「階調『日本の幻想家達』展Ⅰ」へ。
好きな作家さん、好みの作品ばかりでうっとり。素晴らしいドローイングの数々、見応えありです。
まず目を捕らえられたのは、坂上アキ子さんの作品、繊細で美しく見入ってしまいました。拝見したかった林由紀子さんの作品、花と人の融合が素敵なのです。他にも・・・作家さんのお名前を挙げきれません、とにかく全部! この素晴らしい展示、必見☆おススメ。開催期日が超限定ですのでご注意を。もう一度拝見したいくらいです。
そして銀座、奥野ビルへ。初めて伺う306号室。開催されているのは「深海幻想博物館」。
Fragrance Salon Ablxs主宰、調香研究家の千代さんが企画の展示です。以前、千代さんの調香ワークショップに参加させて頂いて以来、千代さんの活動にはずっと注目しておりました。
海にまつわる3つの物語をテーマに、4名のアーティストがコラボレーション。これが実に面白いのです。「装飾品と音楽と香り」という組み合わせ!
元々美容室だったという306号室は、当時のままの状態を残し、ぽろぽろと剥がれた壁面もそのままに。
この会場と、それぞれの作品とが見事に調和。展示を拝見しつつ、空間に身を置いているうちに、いったいここが何処で何時で何をしているのか?も分からなくなるような・・・
そう、まさに「深海幻想博物館」。深い海の底、幻想の中、遠い記憶の博物館。
3つの物語、「人魚の亡くした声」「珊瑚の心臓」「楽園の青い鳥」をイメージし千代さんが調香されたフレグランス。それぞれの物語とオブジェ(装身具)が、香りによって強く心に残ります。
千代さんの香りは独特。サラリと流れて行く香りではなく、記憶のどこか一カ所にひっかかり「点」のように姿を残しながら、緩やかに立ち昇り消えて行くような香り。
作品は、海の底の宝物のように、いずれもキラキラと冷たく静かな輝きを放ち、全体的にすごく好みで、素晴らしい展示でした。
今日もよく歩きました!飲食もせずに一気にまわりましたが、全く疲れなーい!
ワタクシにとって、何か「美しい物」は、本当に活力源。大げさにいえば、生きる糧。
たまたま「幻想」と名の付く展示が2件。「幻想を糧に、現実を征く」。そんな気がしてなりません。
生きる糧をありがとう、感謝の気持ちでいっぱいです。
さて、本日の心の栄養補給は、東京駅から日本橋・京橋・銀座コース♪
1件目は「フィラデルフィア美術館 浮世絵名品展『春信一番 写楽二番』」。三井記念美術館、こちらは初めて。三井の古い建造物を生かしたビルにあります。クラシカルで落ち着いた素敵な内装、三井さん所蔵の貴重なお宝も拝見できます。
鈴木春信作品、画集などで見ると、どうも色も表情も地味だし、さすがに古いわよねぇ…と思っていたのですが、実物を見て素晴らしさが良く分かりました!すっきりとした姿・形、渋い色使いは江戸好み。抒情溢れる構成、流麗な着物と体のライン。他にも、浮世絵の名品がたくさん。浮世絵、錦絵はとても好きなので、大満足☆
ミュージアムショップには浮世絵関連のグッズが揃っていて嬉しい!大好きな歌川国芳作品を購入・・・といっても「ふんわりてぬぐい」。金魚づくしのファイルも。本当に可愛い。好きな作品を日常生活に取り入れられるのって、嬉しいなぁ。
続きまして、京橋のギャラリー オル・テールさん「階調『日本の幻想家達』展Ⅰ」へ。
好きな作家さん、好みの作品ばかりでうっとり。素晴らしいドローイングの数々、見応えありです。
まず目を捕らえられたのは、坂上アキ子さんの作品、繊細で美しく見入ってしまいました。拝見したかった林由紀子さんの作品、花と人の融合が素敵なのです。他にも・・・作家さんのお名前を挙げきれません、とにかく全部! この素晴らしい展示、必見☆おススメ。開催期日が超限定ですのでご注意を。もう一度拝見したいくらいです。
そして銀座、奥野ビルへ。初めて伺う306号室。開催されているのは「深海幻想博物館」。
Fragrance Salon Ablxs主宰、調香研究家の千代さんが企画の展示です。以前、千代さんの調香ワークショップに参加させて頂いて以来、千代さんの活動にはずっと注目しておりました。
海にまつわる3つの物語をテーマに、4名のアーティストがコラボレーション。これが実に面白いのです。「装飾品と音楽と香り」という組み合わせ!
元々美容室だったという306号室は、当時のままの状態を残し、ぽろぽろと剥がれた壁面もそのままに。
この会場と、それぞれの作品とが見事に調和。展示を拝見しつつ、空間に身を置いているうちに、いったいここが何処で何時で何をしているのか?も分からなくなるような・・・
そう、まさに「深海幻想博物館」。深い海の底、幻想の中、遠い記憶の博物館。
3つの物語、「人魚の亡くした声」「珊瑚の心臓」「楽園の青い鳥」をイメージし千代さんが調香されたフレグランス。それぞれの物語とオブジェ(装身具)が、香りによって強く心に残ります。
千代さんの香りは独特。サラリと流れて行く香りではなく、記憶のどこか一カ所にひっかかり「点」のように姿を残しながら、緩やかに立ち昇り消えて行くような香り。
作品は、海の底の宝物のように、いずれもキラキラと冷たく静かな輝きを放ち、全体的にすごく好みで、素晴らしい展示でした。
今日もよく歩きました!飲食もせずに一気にまわりましたが、全く疲れなーい!
ワタクシにとって、何か「美しい物」は、本当に活力源。大げさにいえば、生きる糧。
たまたま「幻想」と名の付く展示が2件。「幻想を糧に、現実を征く」。そんな気がしてなりません。
生きる糧をありがとう、感謝の気持ちでいっぱいです。
by black22-lily5
| 2015-08-08 22:08
| 美しいもの