2020年 08月 02日
アロマ仮想ブレンド「刺青」
こんばんは。ハーバルセラピストの黒井ゆりです。
ようやく梅雨が明けましたね☆
晴天が、暑さが、こんなにも嬉しくてありがたいなんて!
もう8月なんですよね、まもなく立秋がやってくるのです…
今年は万事ヘンテコですね
さて、仮想アロマブレンドシリーズ。
仮想といっても、実際にアロマ(精油)をムエットにおとし、香りを嗅いで考案しています。
ブレンドした香りは、まだまだ試作の段階ですが、いづれ完成させたいと思っています。
今回は、最愛の文学作品、谷崎潤一郎の「刺青」をイメージした香りを作ってみました。
クラリセージ、オレンジ、ゼラニウム、ヒノキ、トンカビーンズ
一人の男の手によって、少女は、女に…
最初から最後まで「フェティシズム」満載。
しかし、むせぶような爛熟の官能のイメージというより、誕生したばかりの背徳の女神に捧ぐ香りに。
艶っぽさを感じさせながら、どことなくフレッシュで、スッと一本筋の通ったような、粋な風情を重視しました。
甘くて重い罪深さをも漂わせながら…
香りの仕上がりは、まだ再考の余地あり。
もう少し「燦爛とした」感じを出したいです。もう少し、毒々しくてもいいのかも。
さて、「刺青」。
1910年に発表された谷崎潤一郎の初期作品ですが、彼が生涯描き続けたテーマがここにギュッと濃縮されています。
110年も前の作品ですのに全く色あせないですし、刺激的。
中学生の時に初めて読んで以来、ワタクシの心はこの作品世界に囚われ続けて来たと言っても過言ではありません。
なんと罪深い作品なのでしょう。
今、すっかり大人になってから読んでも、うむむむぅ、素晴らしい!と感嘆しきりです。
新潮文庫の谷崎作品のカバー画は、加山又造先生によるもの。
深紅に金の梅花、黒の枝、白抜きで題名と著者名。大変に美しいですね。
昔々、初めて文庫を手にし、この美しさにもシビれたのも思い出です。
真に素敵なモノ、素晴らしいモノは、永遠。
そんなモノを、ワタクシも生み出せらたらなぁと、思ったのでした。
あら、ちょっとハナシが大きくなり過ぎました…
では、素敵な夜をお過ごしください☆
ようやく梅雨が明けましたね☆
晴天が、暑さが、こんなにも嬉しくてありがたいなんて!
もう8月なんですよね、まもなく立秋がやってくるのです…
今年は万事ヘンテコですね
さて、仮想アロマブレンドシリーズ。
仮想といっても、実際にアロマ(精油)をムエットにおとし、香りを嗅いで考案しています。
ブレンドした香りは、まだまだ試作の段階ですが、いづれ完成させたいと思っています。
今回は、最愛の文学作品、谷崎潤一郎の「刺青」をイメージした香りを作ってみました。
一人の男の手によって、少女は、女に…
最初から最後まで「フェティシズム」満載。
しかし、むせぶような爛熟の官能のイメージというより、誕生したばかりの背徳の女神に捧ぐ香りに。
艶っぽさを感じさせながら、どことなくフレッシュで、スッと一本筋の通ったような、粋な風情を重視しました。
甘くて重い罪深さをも漂わせながら…
香りの仕上がりは、まだ再考の余地あり。
もう少し「燦爛とした」感じを出したいです。もう少し、毒々しくてもいいのかも。
さて、「刺青」。
1910年に発表された谷崎潤一郎の初期作品ですが、彼が生涯描き続けたテーマがここにギュッと濃縮されています。
110年も前の作品ですのに全く色あせないですし、刺激的。
中学生の時に初めて読んで以来、ワタクシの心はこの作品世界に囚われ続けて来たと言っても過言ではありません。
なんと罪深い作品なのでしょう。
今、すっかり大人になってから読んでも、うむむむぅ、素晴らしい!と感嘆しきりです。
深紅に金の梅花、黒の枝、白抜きで題名と著者名。大変に美しいですね。
昔々、初めて文庫を手にし、この美しさにもシビれたのも思い出です。
真に素敵なモノ、素晴らしいモノは、永遠。
そんなモノを、ワタクシも生み出せらたらなぁと、思ったのでした。
あら、ちょっとハナシが大きくなり過ぎました…
では、素敵な夜をお過ごしください☆
by black22-lily5
| 2020-08-02 21:53
| アロマ&ハーブ